離婚の話し合いを始めたものの、財産分与の話になると前に進まない。
相手が話し合いを拒否しているわけではない。
それでもなぜか決まらない。
離婚では、このような状態になることがあります。
今回は、財産分与の話が進まなくなった事例をもとに考えてみます。
財産分与の話が進まなかった理由
夫は離婚に同意していました。
妻も離婚を希望していました。
しかし、財産分与の話になると、お互い譲りませんでした。
夫は老後のお金が足りなくなることを心配していました。
妻は長年の負担や我慢を正当に評価してほしいと考えていました。
二人とも財産分与の話をしていましたが、見ているものは違っていました。
そのため、財産分与の割合だけを話し合っても前に進みませんでした。
話が進むために整理したこと
まず、財産の内容を一つずつ書き出してもらいました。
預貯金はいくらあるのか。
退職金はあるのか。
住宅ローンは残っているのか。
離婚後の生活費はいくら必要なのか。
数字を並べると、それぞれが何を不安に感じていたかが見えてきました。
問題は財産分与の計算そのものではありませんでした。
離婚後の生活への不安が大きな理由になっていました。
見通しが立つと、何を決めればいいかを、自分で判断しやすくなります。
この事例から分かること
離婚の話が進まないとき、法律の問題とは限りません。
老後のお金。
住宅ローン。
今後の生活。
こうした現実が話し合いを難しくしていることがあります。
法律上の権利だけを確認しても、話が進まないことがあります。
何が話し合いを難しくしているのかを整理することで、前に進める場合があります。
まとめ
離婚では、何を決めるかより先に、何が話し合いを難しくしているかを整理することが必要です。
離婚後のお金や取り決めのことで話が進まない方は、まず無料相談をご利用ください。
木下行政書士が、財産分与・養育費・住宅ローンの扱い・公正証書の作成まで一括して対応します。
